多地点プレゼンテーションシステム ネットワークプロトコル (Version0.9) 1996年9月30日     国立がんセンター         1 章 多地点プレゼンテーションシステムネットワークプロトコルについて 3 1.1 多地点プレゼンテーションシステムについて 3 1.2 開発の経緯とプロトコル変更経緯 3 1.3 機能概要 3 1.4 章の区分について 3 2 章 多地点プレゼンテーションシステム ネットワークプロトコルの動作環境 4 2.1 多地点プレゼンテーションシステムの動作するOSI環境 4 2.2 多地点プレゼンテーションシステムが動作するプロトコルトポロジー 4 2.3 多地点サーバ 4 3 章 多地点プレゼンテーションシステム会議プロトコル 5 3.1 接続、切断シーケンス 5 3.1.1 接続準備 5 3.1.2 接続 5 3.1.3 接続確認 5 3.1.4 接続完了 5 3.1.5 切断 5 3.1.6 切断処理 エラー! ブックマークが定義されていません。 3.2 会議コマンドフォーマット 6 3.2.1 コマンド発信フォーマット 6 3.2.2 コマンド返信フォーマット 8 3.3 会議運営の手続き 9 3.3.1 会議予約 9 3.3.2 会議予約確認、変更、取り消し 9 3.3.3 会議開催 9 3.3.4 会議終了 10 3.3.5 途中退席 10 3.3.6 途中参加 10 3.3.7 強制切断 11 3.3.8 施設呼び出し 11 3.3.9 主催局移動 11 3.3.10 質問局の指定 11 3.3.11 会議参加局要求 12 3.3.12 その他 12 3.4 プレゼンテーションコマンド 13 3.4.1 ポインター制御 [19] 13 3.4.2 手書き文字消去 [20] 13 3.4.3 文字描画 [21] 13 3.4.4 ページめくり [22] 13 3.4.5 カメラライブフリーズ [23] 13 3.4.6 フレームメモリ消去 [24] 13 3.4.7 画像伝送 [25] 13 3.5 その他の機器制御コマンド 14 3.5.1 システム仕様要求[26] 14 3.5.2 システム仕様設定[27] 14 3.5.3 排他制御コマンド[28] 14 3.5.4 施設生存確認コマンド[29] 14 4 多地点プレゼンテーションシステム転送プロトコル 15 4.1 転送に利用するシーケンス 15 4.2 先送り画像確認ファイルフォーマット 15 1 章 多地点プレゼンテーションシステムネットワークプロトコルについて 1.1 多地点プレゼンテーションシステムについて 近年多地点テレビ会議システムを導入する施設が増えてきた。しかし、このシステムは、NTSC 表示を主体とした映像のため、状況映像、音声は送れるものの、学会やカンファレンスで使う討 議資料を、映すことはできなかった。本システムは、高精細な画像を必要とする討議資料をハイ ビジョン静止画像として扱い、これを転送、制御することによって高度なプレゼンテーションを 可能にした。 1.2 開発の経緯とプロトコル変更経緯  多地点プレゼンテーションシステムは、国立がんセンターグループにおいて構築された、診療 情報ネットワーク上で動作するソフトウエアとして開発された。開発当初は、INS1500回線 を利用し、2地点間のハイビジョン画像伝送、ポインター制御を行うソフトウエアであった。し かし、1995年がん予防研究会にむけて、多地点で利用できるハイビジョンプレゼンテーション ソフトウエアに変更された。この時の変更で、回線は、INS1500およびフレームリレー(以 下FR)を利用するようになった。また、機能についても拡張し、会議開催、画像ファイル表示 などの機能が追加された。  多地点プレゼンテーションシステムネットワークプロトコルでは、開発されたプロトコルを公 開し、ハイビジョンプレゼンテーションシステムを、広めることを目的としている。また、より 一般性を持たせるために、プロトコル仕様を拡張した。 1.3 機能概要  公開されるプロトコルは、多地点での接続時に、各施設および多地点サーバ間でやりとりされ る情報であり、会議開催から終了までに利用する会議コマンドと先送り画像などを転送する転送 プロトコルがある。 会議コマンドは、会議開催、終了などの会議運営コマンドと、ポインター、画像ファイル表示 などのプレゼンテーションコマンドがある。また、転送プロトコルは、標準的なファイル転送ソ フトウエアを利用し、先送り画像とそれを確認するための転送情報ファイルを送るためのもので ある。 1.4 章の区分について  2章では、多地点プレゼンテーションシステムプロトコルが動作する環境について説明する。  3章では、多地点プレゼンテーションシステムの会議プロトコルについて、接続、切断シーケ ンス、各コマンドフォーマットなどを説明する。 4章では、多地点プレゼンテーションシステム画像転送プロトコルについて、画像転送フォー マットを説明する。 2 章 多地点プレゼンテーションシステム ネットワークプロトコルの動作環境  この章では、多地点プレゼンテーションシステムが動作する、ネットワークの説明と多地点プレゼンテ ーションシステムにおける各施設と多地点サーバとの接続形態の説明、多地点サーバの役割についての説 明を行う。 2.1 多地点プレゼンテーションシステムの動作するOSI環境  通信システム全体の相互接続を示すモデルとしてOSIモデルがある。このモデルでは通信システムを 7層に分けており、多地点プレゼンテーションシステムはそのモデルの第5層から第7層のセッション層、 プレゼンテーション層、アプリケーション層にあたる。 第3層、第4層のネットワーク層とトランスポート層は世界的な標準規格でE−MAILなどでも使われ ているTCP/IPを採用している。 2.2  多地点プレゼンテーションシステムが動作するプロトコルトポロジー  多地点プレゼンテーションシステムは、物理ネットワークとは別に、ソフトウエア上で、理論的なつな がりを持っている。多地点プレゼンテーションシステムで採用したプロトコルの流通トポロジーは、スタ ー型である。このスター型の中心に位置する装置が多地点サーバと呼ぶ。 多地点サーバは、接続している施設から送られた情報を他の施設へ配布する働きを持っている。 例えば、ある施設の多地点プレゼンテーションシステムが送信したポインタの位置情報は、多地点サーバ を経由し、接続している全ての施設で受信でき、その情報にもどずき各施設はポインタを移動することが できる。 2.3 多地点サーバ  各施設の多地点プレゼンテーションシステムが会議メンバーだとすると、多地点サーバは会議室に相当 する。各多地点サーバは、 会議室を持つことができる。会議室にあたる多地点サーバは予約を受けると 各メンバに召集をかけ、会議を開催する。 3 章 多地点プレゼンテーションシステム会議プロトコル  多地点プレゼンテーションシステム会議プロトコルは、多地点会議をするために各施設間と多地点サー バとの間でながれるプロトコルである。このプロトコルは、コンピュータから直接TCP/IPを使いデ ータを発信している。本章では、プロトコルのフォーマットと、TCP/IPを使った、各施設間の接続 切断シーケンス、会議運営の手続き、および、コマンド詳細を説明する。 3.1  接続、切断シーケンス  2地点、多地点会議における接続は、TCP/IPの接続プロトコルによる。多地点プレゼンテーショ ンシステムは、TCP/IPでの通信ポートを2つ使用している。1つはデータ出力用、1つはデータ入 力用である。通信の確立までの手順をしめす。例は、施設Aから多地点サーバBに接続をかける場合とす る。 3.1.1 接続準備 各施設は、準備として、 TCPの所定のポート番号を接続待ちにする。 3.1.2 接続 施設AはサーバBのTCPの所定の ポート番号に接続する。 接続時にタイムアウトを設定し、時間内に接続できなければエラーとし、接続処理を中止する。 接続した際、施設Aは自分が使うポート番号を5byteASCII(10進表記)で送る。 3.1.3 接続確認 サーバBは施設Aからきた接続情報より施設Aを認識し、施設AのTCPの指示されたポート番号に 接続をする。接続時にタイムアウトを設定し、時間内に接続できなければエラーとし、接続された回 線を切断後、接続処理を中止する。 3.1.4 接続完了 施設AはサーバBより接続されると接続完了とみなす。また、サーバBは、施設Aと接続されると接 続完了とみなす。施設Aは、この再接続までのタイムアウトを設定し、もし、この時間内に相手から 再接続がない場合には、エラーとし、施設Aから接続した回線を切断し接続処理を完了する。 3.2 切断シーケンス 3.2.1 切断処理 多地点サーバBは施設Aに会議終了コマンドを送り、これから切断する旨を知らせ、利用している回 線を切断する。施設Aは会議終了コマンドを受けて切断処理をする。 その他、多地点サーバ、及び各施設とも、接続相手先が会議終了コマンド(切断を知らせるコマンド) なしでも回線を切断した場合には、その切断を受けて切断処理をおこなうものとする。 3.3 会議コマンドフォーマット  会議コマンドフォーマットは、2種類に分けられる。一つは、コマンドの発信フォーマットであり、も う一つは、コマンドに対する返信をする返信フォーマットである。 3.3.1  コマンド発信フォーマット  発信フォーマットは、コマンドの送信先、および送信元の記述のあとにコマンドを付加する以下に示す フォーマットとする。 データ長 8byte (ASCII) バージョン 4byte (ASCII) 会社識別子 4byte (ASCII) 送信先 16byte (ASCII) 送信元 16byte (ASCII) コマンド 12byte (ASCII) 返信の有無 1byte (ASCII) 返信モード 1byte (ASCII) 発信データ 可変長 デリミッタ 0x0D (1) データ長 データ長は、送信情報全体のバイトである。 10進の数字文字でデータをいれる。 (2) バージョン プロトコルのバージョンを示す。装置は、このバージョン情報をチェックし、対処する。プロト コルはなるべくアッパーコンパチプルに作成し、バージョンが違っていても解釈できる範囲で動 作させる。 例Ver2.00 ---- 0200 (3) 会社識別子 会社識別子は、装置の開発業者(例 NK)を入れ、装置の開発業者のきり分けなどを行う。 (4) 送信先 送信先は、コマンドを依頼する先である。多地点サーバIDと施設IDで指示をする。 MID 多地点サーバを示す(8byte) SID 多地点サーバにつながる各施設を示す(8byte) このMID、SIDはIPアドレスを16進表示した値とする。そのため各多地点サーバ、各施 設ごとにユニークな番号である。また、文字は半角数字と半角の大文字英字 0123456789ABCDEF を使用し先頭に数値がない場合は、ゼロで埋める。 ただし、以下の場合は特殊な意味を持たせる。 MID:FFFFFFFF(ASCII)−>接続されている多地点サーバにブロードキャストする。 SID:FFFFFFFF(ASCII)−>接続されている施設にブロードキャストする。 SID:00000000(ASCII)−>多地点サーバに送る。 (5) 送信元 送信元はコマンドの依頼をしたところを示す。送信先と同様の指定のしかたとする。 ただし、送信元は、1箇所なのでMID、SIDともにFFFFFFFF(ASCII)は存在しない。S IDが00000000(ASCII)の場合は、多地点サーバからコマンドの依頼があることを意味する。 (6) コマンド コマンドは、依頼したい命令である。2つのフィールドを持つ CID 命令(4byte)(ASCII) CNUM 命令を発行した回数(8byte)(ASCII) CIDは、上位2byteと下位2byteに分けて利用する。上位2byteは、命令の種類を大まかに 分けるために使い、下位2byteはその中の命令とする。上位2byteはASCIIの英数字下位2byte はASCIIの数字(2桁以下はゼロうめをする 例:02)とする。 現在上位2byteを以下のように利用している。 機能 命令(ASCII) 会議予約関連 RV 会議開催関連 CM 画像伝送関連 IM 画像ファイル表示関連 PG ポインター関連 PT 施設間接続関連 ST CNUMはコマンドの発行番号として、10進数をASCII変換し、サイクリックに利用する。 番号は、ゼロうめをする。(例 : 00000001) また、これは、返信データを受けたときに、いつの時点の命令に対する返信データなのかを識 別するために利用する。 (7) 返信の有無 返信の有無は、依頼したコマンドに対し、コマンド実行時の成功、不成功を返信してもらいたい かどうかを入力する。 0 ―― 返信なし 1 ―― 返信の要請 (8) 返信モード 返信モードは、返信の要請をする場合に、返信の方法を多地点サーバに通達するデータである。 多地点サーバは、このデータをみて、返信の収集の方法を変更する。 0 ―― 返信の収集をしない。 1 ―― 多地点サーバのみの返信 2 ―― 接続されている全ての施設が全てOKの場合はOK、それ以外はERRORとする。 3 ―― 接続されている一部の施設がOKならばOK、全てERRORの時ERRORとする。 (9) 発信データ 命令に必要な情報をこのフィールドに追加する。命令によってこのフィールドの内容が異なる ため可変長である。発信データは、ポインター制御、画像伝送など特に記載されないもの以外 は、文字列とする。文字列を区分する文字はブランク(0x20)を利用する。 (10) デリミッタ 送信データの終わりに0x0Dを入れる。データの大きさは、データ長が優先であり、デリミッ タは補助的に使われる。バイナリデータが含まれることがあるので、このデリミッタを検知し ても、データの終了とは限らないので注意すること。 3.3.2  コマンド返信フォーマット  返信フォーマットは、送信フォーマット同様コマンドの受信先、および送信元の記述のあとにコマ ンドを付加する以下に示すフォーマットとする。 データ長 8byte(ASCII) バージョン 4byte(ASCII) 会社識別子 4byte(ASCII) 送信先 16byte(ASCI I) 送信元 16byte(ASCI I) コマンド 12byte(ASCI I) 返信の有無 1byte(ASCII) 返信モード 1byte(ASCII) 返信データ 可変長 デリミッタ 0x0D (1) データ長 データ長は、送信情報全体のバイトである。 (2) バージョン 送信フォーマットと同様とする。 (3) 会社識別子 送信フォーマットと同様とする。 (4) 送信先 送信フォーマットと同様とする。 すなわち、送信先は、コマンドを依頼した先となる。 (5) 送信元 送信フォーマットと同様とする。 すなわち、送信元は、コマンドを依頼された側となる。 (6) コマンド コマンドは、送信時のデータをそのまま入力して返信する。 (7) 返信の有無 返信時にはこのフィールドに'2'を入れると、装置が返信データとして扱う。 (8) 返信モード 受信データと同じデータをいれる。 (9) 返信データ  返信に対し、その内容を入れるフィールドとする。内容により可変長となる。 内容の頭には以下のキーワードが入る。 予期せぬエラーなどの場合は、以下のキーワードのみの返答がありうる。 OK 正常にコマンドを実行 ERROR エラーでコマンドが実行できなかった (10) デリミッタ 送信フォーマットと同様とする 3.4 会議運営の手続き  ここでは、多地点会議を始めるまでのシーケンスを記述する。多地点会議では、会議を運営す る上でのプロトコルと、それによりどういう命令が各施設と多地点サーバとの間で実行されるか を説明する。施設Aから会議を開催し、施設B、施設Cの3者で会議を行うこととする。プロト コルの詳細は、コマンド表を参照。 3.4.1  会議予約 会議予約は、会議を開催するために会議室、会議日時、会議参加施設などを設定することである。 ここで利用するコマンドは、「会議開催予約」である。 (1) 接続 施設Aから多地点サーバに接続する。 接続後多地点サーバよりシステム仕様要求が要求される。 施設Aはシステム仕様を返送する。 多地点サーバよりシステム仕様設定が要求される。 施設Aはシステム仕様に合わせる。 (2) 会議開催予約 施設Aより「会議開催予約」[1]コマンドを発行する。 予約に対する返答が多地点サーバよりもどる。 この時、予約番号と会議室番号が知らされるが、予約番号は、予約変更、取り消しの際のキー になるので覚えておく。 (3) 切断する 会議予約後すぐに会議開催する場合には、必要ない。 3.4.2  会議予約確認、変更、取り消し 会議の予約情報を確認、変更、取り消しをする場合のシーケンスである。 会議の予約情報は、多地点サーバが「会議予約確認要求」コマンド返信を発行後、 「会議予約情報」コマンドを使って転送してくるので注意が必要である。 (1) 接続 施設Aから多地点サーバに接続する。 接続後多地点サーバよりシステム仕様要求が要求される。 施設Aはシステム仕様を返送する。※詳細検討中 多地点サーバよりシステム仕様設定が要求される。 施設Aはシステム仕様に合わせる。※詳細検討中 (2) 会議予約確認要求 施設Aより「会議予約確認要求」[1]コマンドを発行する。 多地点サーバからもどる内容は、予約数とする。 (3) 予約情報送信 上記のコマンドのあと「会議予約情報」[3]が予約個数分多地点サーバより施設に転送される。 (4) 予約変更 必要があれば「会議予約変更要求」[4]で会議を変更することができる。 予約変更は予約番号がキーとなる。 (5) 予約の取り消し 必要があれば「会議予約取消要求」[5]で会議を取り消しすることができる。 予約変更は予約番号がキーとなる。 (6) 切断 一連の作業がおわったら切断する。 3.4.3  会議開催 (1) 接続 多地点サーバが「会議開催予約」[1]で指定された施設に指定されたポート番号を使って接続す る。接続後多地点サーバよりシステム仕様要求が要求される。 各施設はシステム仕様を返送する。※詳細検討中 多地点サーバよりシステム仕様設定が要求される。 各施設はシステム仕様に合わせる。※詳細検討中 (2) 会議開催 多地点サーバより「会議開催」[6]コマンドが送られる。  各施設は、多地点サーバから会議開催コマンドを受け取ると会議準備をし、受信データとし て必ずOKを返信する。 多地点サーバはタイムアウトまでにOKを返してこない施設を切断する。 ※タイムアウトについての詳細は検討中。 (3) 会議参加局の情報 多地点サーバより「会議参加局情報」[7]コマンドが各局におくられる。 各局はとくに返答の必要はない。 3.4.4  会議終了 (1) 切断 会議終了は、会議主催局が「会議終了」[17]コマンドを送った後、TCP/IPの切断を行う と同時に多地点サーバが各施設に会議主催局が「会議終了」[17]コマンドを送りTCP/IP の切断を行う。 3.4.5 途中退席 (1) 切断 施設Bが途中退席する場合。「会議終了」[17]コマンドを送った後、TCP/IPの切断を行 う。 (2) 切断情報のブロードキャスト 多地点サーバは、施設Bが切断したことを各施設に「会議参加局情報」[7]としてブロードキャ ストする。 3.4.6  途中参加 (1) 接続 施設Cが途中参加する場合、多地点サーバに接続をする。 接続後多地点サーバよりシステム仕様要求が要求される。 施設はシステム仕様を返送する。※詳細検討中 多地点サーバよりシステム仕様設定が要求される。 施設Cはシステム仕様に合わせるようにする。※詳細検討中 (2) 会議室の利用状況を調べる。 接続後施設Cは多地点サーバに「会議室利用状況要求」[8]コマンドを送る。多地点サーバは 返答として会議室の利用状況を送信する。 (3) 会議の選択 施設は、多地点サーバに対し「途中参加要求」[9]コマンドをだし、指定の会議室に入る要求を だす。 (4) 参加確認 多地点サーバは、「途中参加要求」[9]コマンドを出した施設を途中参加させるかどうか を「途中参要求加確認」[10]コマンドを主局にだし確認をとる。 参加を認めない場合、多地点サーバは、接続してきた施設に“ERROR”を返し 回線を切断する。 (5) 会議参加 多地点サーバより「会議開催」[6]「会議参加局情報」[7]が送られる。施設の対応は上記と同 様に処理する。 また、多地点サーバは、施設Cが会議に参加したことを各施設に「会議参加局情報」[7]として ブロードキャストする 3.4.7  強制切断 強制切断は会議主催者のみがおこなえる行為で、参加施設を強制的に退去させる方法である。 (1) 強制切断要求 主催局より「強制切断要求」[11]コマンドを多地点サーバに送る。 (2) 多地点サーバによる切断処理 多地点サーバは「会議終了」[17]コマンドを送った後、指定参加局を切断する。 多地点サーバは、指定参加局が切断したことを各施設に「会議参加局情報」[7]としてブロード キャストする。 3.4.8  施設呼び出し  施設呼び出しは、会議主催者のみがおこなえる行為で、会議に参加していない施設を途中から 会議に呼び、参加してもらう行為である。 (1) 強制接続 主催局より「強制施設呼び出し要求」[12]コマンドを多地点サーバに送る。 (2) 接続 多地点サーバは指定参加局を強制的に接続する。 接続後多地点サーバよりシステム仕様要求が要求される。 施設はシステム仕様を返送する。※詳細検討中 多地点サーバよりシステム仕様設定が要求される。 指定参加局はシステム仕様に合わせる。※詳細検討中 (3) 会議参加 強制参加局に多地点サーバより「会議開催」[6]「会議参加局情報」[7]が送られる。 また、多地点サーバは、指定参加局が会議に参加したことを各施設に「会議参加局情報」[7] としてブロードキャストする。 3.4.9  主催局移動 主催局を移動することができる。移動権は主催局だけである。 (1) 主催局移動要求 主催局より「主催局移動要求」[13]コマンドを多地点サーバに送る。 (2) 主催局移動  主催局の移動を多地点サーバがおこなう。 また、多地点サーバは、指定参加局が主催局が移動したことを各施設に「会議参加局情報」[7] としてブロードキャストする。 3.4.10  質問局の指定 (1) 質問局の指定は、主催局が各局に対し、画像伝送、ポインター、画像ファイル表示、描画消去、 カメラライブフリーズ、フレームメモリ消去ができる権限をあたえることである。これは、会 議主催者のみがおこなえる行為である。 (2) 質問局設定要求 主催局より「質問局設定要求」[14]コマンドを多地点サーバに送る。 (3) 質問局の設定 多地点サーバは質問権を指定された局に与えるか剥奪する。 また、多地点サーバは、指定参加局の質問権が変更されたことを各施設に「会議参加局情報」 [7]としてブロードキャストする。 3.4.11  施設名要求  各施設は、多地点サーバから送られてきたSIDで登録されていないものがある場合、「施設 名要求」[15]を出し施設名をうけとることができる。返信時に施設名、略式施設名が返される。 3.4.12  会議参加局要求 会議中に多地点サーバに対し参加局の情報を得るためのコマンドである。 (1) 会議参加局要求 参加局が「会議参加局要求」[15]を多地点サーバに送る。 多地点サーバから参加局数が返される。 (2) 情報転送 多地点サーバは、会議参加局数分の「会議参加局情報」[7]を返信する。 3.5 プレゼンテーションコマンド プレゼンテーション中に使われるコマンドについて説明する。 3.5.1 ポインター制御 [19] 遠隔で、ポインタを動かすためのコマンドである。パフォーマンス上返信要求をしていない。 ペンをダウンさせながら移動することにより、画像表示に重ねて、描画が行える。 3.5.2 描画消去 [20] ポインターでの描画と文字描画を消すコマンド、返信はない。 3.5.3 文字描画 [21] 文字を表示する。返信はない。 画面に表示しきれない場合には、表示開始位置の下に改行し、表示する。画面の底辺よりも下に いった文字は表示しない。 3.5.4 画像ファイル表示 [22] 画像ファイルの表示をするコマンドである。返信あり。 カセット名ファイル名とも半角の英数字とし、名前は48文字以内とする。また、数字からはじ まってはいけないこととする。 3.5.5 カメラライブフリーズ [23] カメラスルー、フリーズは、表示メモリーのフラッシュ制御を行う。返信はない。 データフィールドに'0'ならばライブ指示、'1'ならばフリーズ指示とする。 3.5.6 フレームメモリ消去 [24] 表示画像を消去するコマンド、描画消去は、ポインターでの描画を消すのに対し、こちらは、画 像ファイル表示、画像伝送などで送られて来た画像を消去する。 返信はない。   3.5.7 画像伝送 [25] 画像データを伝送するコマンドである。返信あり。 施設の全てからOKの返信をもらった場合を成功とする。 3.6 その他のコマンド 3.6.1 その他 インフォメーション[18] 会議中に多地点サーバなどから、送られてくる情報。多地点サーバの予期せぬエラーなどを 各施設に送るときにつかう。返信なし。 3.6.2 システム仕様要求[26] 各施設のシステム仕様を問合わすコマンドである。返信あり。 3.6.3 システム仕様設定[27] 各施設のシステム仕様を統一するためにシステムの仕様を設定するコマンドである。返信がある。 3.6.4 排他制御コマンド[28] 送信中断要請コマンドは、多地点サーバに対し、要求を出した地点以外のコマンドを一時的にと める要求である。このコマンドは、全ての施設からOKの返信がないかぎり実行しない。また、 このコマンドの返信データは排他処理の対象とされない。 データフィールドに'ON'は中断要求、'OFF'は中断解除要求とする。 3.6.5 施設動作確認コマンド[29] トラブルにより施設の応答がなくなった場合に、動作を確認するために発行するコマンド。とく にシステムがハングアップした時にソケットの切断が保証されないPCなどを処理するのに使 用する。 4 多地点プレゼンテーションシステム転送プロトコル 4.1 転送に利用するシーケンス  データを送る施設は、画像データと画像確認ファイルをまとめて相手先の指定ディレクトリに 転送する。※転送用のディレクトリについては別途。  相手先はそのファイルを解凍し、必要な処理をした後、発信元に結果を返信する。 4.2 先送り画像確認ファイルフォーマット  画像確認ファイルは、画像を会議開始前に相手に先送りする場合に、転送した画像が間違えな く送られているかを確認するための情報ファイルである。  画像を受け取る側では、送られてきた画像といっしょに先送り画像確認ファイルが含まれてい るので、相手から送られてきたデータに対しこの画像確認ファイルを参照しながら画像のチェッ クと所定の位置への移動の処理を行う。 この画像確認ファイルは「Image_Data」という名称とし、以下にこのファイルのイメージを挙 げる #Cassette name med/CT_Image #file sum 10 #room number 1 #date 1996/1/26 #comment Dr.manbo M21.TIFF 3255 M42.JFIF 6789 M93.TIFF 3354 M104.JFIF 4459 . . [EOF] ファイル内の各行は L/F,C/R または C/R L/F にて区切る。 行内の区切りはブランクまたはタブとする。 「Cassette name」(必須) には、転送されたデータをいれるべきカセット名を示す。 「file sum」(必須)は、送られたファイル数とする。以下画像データ名を並べる。この並びは、 ベージめくりの順番に相当する。「room number」、「date」及び「comment」の項目は必須 ではない。 ファイル名の拡張子は画像フォーマットを示す。現在、 画像フォーマットは以下の種類を検討 している。また、ファイル名に続き、各ファイルのサイズ(単位バイト)のデータを送ることと する。 JFIF 標準JPegファイル TIFF TIFFファイル DCM DICOMフォーマット データ転送確認が終わると返信データを画像データ転送元の所定のディレクトリに転送する。 例えば、ファイル名は、1996.1.3.22.33.2345687.RESのように <日付.時間. 「SID」.RES> で表わす。 返信データフォーマットを以下に示す。 #date 96/1/3 #time 22:33:54 #site 234568A7 #Cassette name med/CT_Image #Res OK 「date」日付、「time」時間、「site」施設番号、「Cassette name」転送カセット名、結果を ファイルに書き込み返信する。 結果としては以下のものを"#Res’のフィールドに書き込む。 OK 転送成功 ERROR 転送失敗 必須項目としては、施設番号、転送カセット名、結果とする。 5 付録 コマンド一覧表 現在会議室は4部屋用意している。 現在、施設接続と、多地点サーバ接続で異なった接続ポートを使用しているので、接続先にあわせ たポート番号を利用している。 施設A 11060 多地点サーバ 10000 ニコンで開発したプレゼンテーションシステムで利用する解像度は1920X1024であり 色数はR,G,B各8ビットである。 今後、その他のフォーマットにも対応する予定がある。 会議室は現在4部屋用意している。 現在、施設接続と、多地点サーバ接続で異なった接続ポートを使用しているので、接続先にあ わせたポート番号を利用している。 施設 11060 多地点サーバ 10000 28